形状記憶カットのお話
私たちBOYGROUPスタッフは、全員美容学校を卒業後入社するのですが、入社後すぐにBOY社内アカデミーでこの形状記憶カットを学び始めます。
形状記憶カットとは、スライスをきちんと取りセクションのつながりなどを意識して、それぞれの方の骨格や髪のくせなどを考慮して造る「揺れ動いても、かき上げても、スーッともとに戻る髪」をカット技術です。
営業終了後に行なうBOYアカデミーは、正確なシザーの動かし方の基礎コースから始まり、ベーシックなスタイルを学ぶベーシックコース、トレンドを生かしたスタイルをカットするトレンドコース、それぞれの方に似合った提案ができるパーソナルコースなど、上のコースに上がりながら、実践技術を何年も学び続けます。
このカットスクールや自主練習でカットするウィッグは、何と一人年間20台以上!!
これは、私達がカットを学ぶときに大切にしていることです。
1.カットする姿勢をきれいに!正しい姿勢からキレイなカットは生まれる。
2.カットはハサミを持つ右手より、髪を持つ左手が大事。左手のガイドでカットは決まる。
3.カットはハサミを動かすリズムを大切に。リズムが髪の断面をきれいに作る
4.ショートはトップのボリュームとネープのタイトなしまりがポイント。
5.ロングやミディアムは髪の動きを考えることが大切。どこに流れるのかどこに落ちるのか。
6.人の骨格やくせは千差万別。しっかりくせや骨格を見てカットする
7.手はディティールを作る。目はトータルバランスを見る。
8.カットする前にまずイメージをつかむ。それぞれの方に似合ったスタイルを描く
9.良いカットを生み出すためにはコミュニケーションが大切。お話をしっかり聴いてスタイルを造る。
10.感性は誰にもある。カットのテクニックは美容師だけ。感性+カットで専門技術を磨く。
私達のサロンでは、アシスタントやジュニアはもちろん、すでに人気スタイリストで活躍している人もいろんな技術を学ぶために、日々勉強を続けています。
そして・・・
このような学びの場から「揺れ動いても、かき上げても、スーッともとに戻る髪」“形状記憶カット”が生まれていくのです。